摘芽とは・・・
『3月は、さくらんぼの摘芽の時期になります。
摘芽を行うことにより、貯蔵養分の浪費を防ぎ、残した花芽や葉芽に貯蔵養分が集中するので、樹勢の維持や結実安定、果実品質向上が期待できます。』(引用:山形県農業技術環境課)
養分を集中させるためなんですね。
実際の作業を見に横尾さんの園地にお邪魔しました。
寒空の下、皆さん総出で作業を行っていました。
1つの花束に8~12の花芽があり、このうち1~3の花芽を残します。
そして、1つの花芽から3つの花が咲き、3粒のさくらんぼが実を結ぶそうです。
beforeafter
できるだけ元気な芽を残すそうですが、芽は開いていませんので中は見えません。
元気な芽とそうではない芽はどのようにして見分けるのでしょうか。
横尾さんによると長年の経験と勘で分かるそうです。
見た目は同じでも腐っている芽もあるそうですからプロの目はすごい!
山形の厳しい冬を耐え抜いた花芽のみがが選抜されます。
摘芽は、おいしい『さくらんぼ』をつくる大事な要素の一つなんですね。